保育所新設反対の声と札幌の友人

少子化対策に欠かせないのが待機児童問題

地方にはあまり関係ありませんが、都市部では深刻な問題です

でも、その都市部では地元の住民によって

「子供の声がうるさい」

「昼寝ができない」

「送り迎えの親のマナーが悪い」

「自分の精神衛生に良くない」…と

保育園新設を反対する声が大きく、

保育園の建設延期や中止となっています

 

意外ですが、高齢者の声が多いそうです

自分の子供の声はどんなにうるさくても気にならなかったのに

子育てを終えると、小さな子供の声は気になる、という声をよく聞きますが…

確かに病気を患っていたり、高齢になったりすると、

自分だけの時間を邪魔されたくない、

静かにゆっくりと気を過ごしたい、

特に御病気の人なんかは子供の声が気に障る、

というのはわかります

 

そのニュースを聞いた時、

札幌にいる友人のことを思い出しました

私の数少ない友人の一人です

 

彼女は似たような年齢で、

ジェットコースターのような人生を送ってきました

弱音を吐かず、前向きで、たまに毒も吐くけれど

カッコつけず本音を言える、そんな彼女ですが

普通の人であれば、命を絶ちたいと思うほど、

悪いことに悪いことが重なった時期があったのです

それに加えて、がんの診断がなされました

手術を終え、もともとスレンダーだった彼女は、見る影もなく痩せ、

しかも退院後、すぐに仕事に復帰したのです

辛い闘病と仕事を同時進行にこなす彼女に、私はかける言葉もなく、

必ず1週間に一度、彼女の顔を見に行くことしかできませんでした

そんな中、彼女のうちが引っ越すことになったのです

重いものを持てないにも関わらず、

ほとんど一人で荷物をまとめ、動かし、ほどいていました

ある時、

「やっと落ち着いたから遊びに来て」というので

早速遊びに行ったところ、なんと隣が学童保育所だったのです

その時の彼女の言葉が忘れられません

 

「癒されるよ、子供の声って。ここでよかった」と。

 

笑顔でそう言った彼女は、今札幌で元気に仕事をしています