人から操作されないために

能力が高いのと人格者であることは別物

人は考え方も顔も体もそれぞれであるように、こころの成長具合だって人それぞれです。

自分のことをとてもよく知っている人もいれば、

自分の内面に気づかず悩みの中にいる人もいます。

ただひとつ言える事は、

自分のことがある程度分かっている人は人のことも分かります。

ですから、その気になれば心が弱っている人を操ることだって出来るのです。

「霊感」がなくても、心理学的な知識があればある程度人の事は分かるものです。

そして、自分のことを良く分かっているから人格が高く、

気づけない人は人間的に未熟などということはありません。

人間関係は固定したものではなく力関係は絶えず変化しているものです。

相手によって自分の力関係が変化します。

ですから、自分が実力をつけ、知らないうちに力関係は逆転していても、

それに気づかない場合は以前の力関係を続けてしまうのです。

まるで杭につながれたおとなしい象のように・・・

その気になれば杭など簡単に引き抜けるはずなのに、

以前できなかったからとあきらめて試そうともしない。

実際に多くの人に当てはまる事柄ではないでしょうか。

考えることを止めてしまうのです。

 

また、スピリチュアルブームで「霊感」がもてはやされた時期がありました。

「霊感」のある人が目に見えない世界からメッセージを受け取り人々に伝える・・・

しかし「霊感」があることもその人の人格とはなんの因果関係もありません。

だけど人はなぜか「霊感」という言葉に弱い。

なぜでしょうか。

見えないものが見えるのだから霊感を信じれば間違いない、

そう思っている人が多いように思えます。

また、人格的に優れているから霊感が備わったんだろう。

こう考える人もいるかもしれません。

だけど、繰り返しますが、それとこれとは全く関係ありません。

「あなたの亡くなったお母さんが心配して来ていますよ」と、言われただけで、

その人の全てを妄信的に信じていませんか?

「それは違う、おかしい」と思うことは別に悪いことでもありません。

疑問を持つことは当たり前のことで悪くなんかないのです。

自分で考えること、結論を出すことを止めた段階で、

人から操作されたり、利用されたりするのです。

そして、そのくびきから逃れられるまで力関係が固定化してしまうのです。

 

それでは、そうならないようにするにはどうすればいいのでしょうか。

それは、面倒くさがらずに、一つ一つ考えて答えを出していくことです。

私たちは、ある人の言っていることが9割正しいと安心して、

残りの1割も正しいだろう、と思ってしまいがちです。

だけど、人を操作するほうからすると、9割正しいことを言って信用させておいて

残りの1割にウソ、誘導させたいことを潜ませるのです。

 

皆がそうだといっているわけではありませんが、

大きなパワーで人を惹きつける人や、霊感のある人は、

やろうと思えば人を操作することは簡単なのです。

ですから、そのような人にほいほい飛びつくのは危険です。

詐欺師の多くは人間的魅力がある人がほとんどなのですから。