前回記事の続編、自己否定に陥らないために…湧き出る感情の収め方

怒りの90秒メカニズム

前回記事では、

批判するときは、相手の存在を否定しない視点を持つことが、

自己否定につながらないことをお伝えしました

(伝えたから自分ができている、というわけではありません(-_-;))

 

では、自己否定に陥らないようにするには

相手を批判しないように自分の感情をコントロールすればいいのでは?

その様に思って実践されているかたもたくさんいらっしゃいますが

私の考えは違います

 

なぜなら、肯定的に考える、いわゆるポジティブ思考は

自分の感情を無視して無理やり思い込むものではないからです

 

感情は自分でどうにかなるものではありません

ある意味「排泄物」といったほうがわかりやすいでしょう

意思とは無関係にわいてくるからです

実際に、批判や否定のない世界などはあり得ません

それは、排泄物を排泄しないでいると病気になってしまうことから

容易に想像がつくのではないでしょうか

好きでもない相手を、無理やり好きだと思い込むようなことを続けていたら、

心の中に大きなひずみが生まれてくるでしょう

自分の本心にウソをついているからです

自分の心にウソをつくことこそが、自分自身の成功を阻んでいるのです

結果として、ウソの心にふさわしいがらくたが引き寄せられてくるのです

 

一方、

同じように批判、否定、差別しているのに、

なぜか成功が寄ってくる人もいます

その違いはいったい何なのでしょう

そして、私たちは湧き上がる否定的な感情を

どのように料理すればいいのでしょうか

 

前掲のテイラー氏は「奇跡の脳」の中で、

「90秒以内に怒りの化学反応成分は、血液中からなくなり、

自動的な(怒りの)反応は終わる」と言っています

つまり、90秒を過ぎてもまだ怒りが続いているとしたら、

それは、その(怒りの)回路が、機能を続けるように

自分が(無意識に)選択した結果だというのです

 

ですから、反応としての怒りは、

90秒間は流れに任せ、耐えるしかありませんが、

90秒後からは自分の意思でその回路を断ち切ることができるかどうかが

感情に支配されるか否かの分かれ道になるといえるでしょう

瞬間湯沸かし器の様にカッとなりやすい人が、

延々と怒りをぶちまけていたとしても、

もしかすると、その人は「怒りの90秒メカニズム」を知っていて、

それをうまく使いこなしているかもしれないのです

ずっと怒りが続いているように見えて、

90秒後は、怒りを演出しているだけなのかもしれません

否定的な言葉の粗い波動が、ある程度の影響をおよぼすことを覚悟できるなら、

自分の感情をうまくコントロールしてモノを伝えるほうが、

周囲を巻き込めるし、効率がいいからです

 

自分の感情について冷静な分析ができて、

それに飲み込まれずに自分で手綱を握ることができたなら、

マイナス思考に陥ることはないでしょう

90秒過ぎていても怒り、あるいは否定的感情が収まらなかったら、

それは自分自身でわざわざ自分の怒りの回路をつないでいると気づけたら

こんなラッキーなことはありません

「怒りの90秒メカニズム」をうまく使いこなすことで、

自分にウソをつく、つまり自己否定することなく、感情に流されずに、

相手への正当な批判ができると思うのです